韓国大手のゲームデベロッパーであるNeopleは10月15日、ソウル市プラザホテルにおいて「Neople ビジョン発表会」を開催した。 韓国Nexonは7月10日、Neopleの株59.15%を買収し、Neopleを子会社化した。その後、Nexon開発部門の取締役を務めているソ・ミン氏をNeople代表取締役社長に据え、計3人をNeopleに転属させて内部人事を整えてきた。 Nexonは2D横スクロールRPG「メイプルストーリー」を持つメーカーであり、Neopleが開発した2D横スクロールRPG「アラド戦記」(韓国題名「Dungeon&Fighters」)と併せて同ジャンルの2大タイトルを手中にしたことになる。これは韓国では極めて大きなニュースとして取り扱われ、そのインパクトは一時、韓国政府がNexonの買収劇に対して独占禁止法違反の懸念を示したことでも察せられる。 実は、大が大を呑む買収劇は、これだけではない。今年5月には「Autidion」のT3 EntertainmentがHanbitSoftを買収し、9月にはNHNがWebzenを買収している。本稿では先の発表で公開されたNeopleの事業展開に加え、今年行なわれた韓国オンラインゲーム業界の再編についてもお伝えしていきたい。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20081022/korea_44.htm