http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2713173/detailヤフオク早くも暴落! 「PS3」人気説に大疑問
大量の「プレイステーション3」(PS3)がネットオークションで売られている。ヤフー!オークションで「PS3」と検索すると2006年11月13日17:00で約6,340も表示され、PS3本体がズラリと並んでいる。楽天オークションでは最低落札価格1円のものも売られている。しかし、時間とともに人気は失速、購入価格割れが目立つ。PS3は本当に人気があるのだろうか。
開発の遅れや部品不足で発売が伸びていた「PS3」が11月11日に売り出された。初回出荷は国内10万台と少なく(PS2の時は3日間で約100万台を販売)、次回出荷の日取りが決まっていない。そんなこともあって、11月11日はファン達による「PS3のブン捕り合戦」が繰り広げられた、とメディアは報道した。TVでは徹夜組の映像や、発売のカウントダウンなどがド派手に映し出されたが、週が明けて「ホントにPS3は人気なの?」という疑問が次々出てきた。
発売初日のフィーバーぶりは、「転売」目的
「PS3」と同時に発売されたゲームソフトは僅か6本。最大のウリであるブルーレイディスクの映像ソフトも揃っていない。だからネット上でも「今、PS3を買っても、何で遊ぶの?」といった疑問が出ていた。買ってすぐにオークションに出したくなる気持ちもわかるような気がするし、安い価格でオークションに登場しても買いたい気持ちにならないのだろう。
一方で、ヤフオクでは、出品商品は「未使用」「新品」という表示が多い。つまり、オークション出品者は最初から転売目的だった可能性が強い。品薄だから高く売れると考えたとしても不思議は無い。となると、テレビなどで報じられた発売初日のフィーバーぶりは、ファンのものというより、「転売」目的による騒ぎだった可能性もある。
朝日新聞の06年11月12日付けの紙面はこう報じている。
「福岡市博多区の『ヨドバシカメラ マルチメディア博多』。200台の販売数に対し、前夜から400人が押しかけた。店によると、その大半が中国人とみられた」
「『元締』らしき男性の指示を受け、PS3を次々に購入。買ったばかりの商品を袋に入ったまま店内の一角に置き、『元締』からアルバイト代とみられる金を受け取って立ち去っていった」
もっとも、「転売」目的だとしても、成功したかどうかは疑問だ。